10/1 こころのうた 童謡「とんび」
10月に入り、各学年ともに運動会の練習は、体育館から運動場に活動場所が変わってきています。
見学者もテントの中からしっかりと見て覚えようとしています。
さて、2時間目に音楽室を覗くと、4年生が音楽の学習中で、「とんび」の歌を学んでいました。mfやmpを意識しながら歌うように、中川先生が指導されていました。
「とんび」は、空高く舞う鳶(とび)の姿を描いた歌で、歌詞には「とべとべ」「なけなけ」「ピンヨロー」といった擬音語が使われ、鳶の自由で悠然とした飛翔が生き生きと表現されています。
歌詞の1番:「とべとべ」「なけなけ」…鳶に対する願いや呼びかけのようなニュアンス。
2番:「とぶとぶ」「なくなく」…鳶が実際に飛び、鳴いている様子の描写。
この違いから、願いから現実への移り変わりが感じられ、児童にも「命令」「願い」「描写」の違いを考えさせる教材としても優れています。
また、昔から小学校4年生の音楽教材として使われており、歌詞の意味を考えることで、子どもたちが言葉のニュアンスや情景描写に気づく力を育てることができます。例えば、「とべとべ」は願い、「とぶとぶ」は現実の描写といった違いを通して、言葉の使い方や感情の込め方を学ぶことができます。
保護者の方もきっと小学校時代に習った歌だと思いますので、是非お家でいっしょに歌ってみてください。